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zoom RSS 銃・病原菌・鉄

<<   作成日時 : 2014/01/03 13:38   >>

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ジャレド・ダイアモンド著、草思社文庫。

「文明崩壊」も読んだ記憶があるが、若かりし頃に「世界ふしぎ発見」を毎週見ていた人間にとって歴史ミステリーは面白い。まあ最近はめっきり見てないけど。

本書は世界の勢力図が現代のような形になるに至った経緯を人類史を紐解きながら解明していくというもので、「銃・病原菌・鉄」とは、欧米諸国が他の地域を征服したときの武器ないしは要因を記している。大本は地理的、気候的、動植物の生態系が文明の発展や文化や技術の伝達に影響しており、それを総合的かつ統一的に解釈できるようにうまくまとめてあるのは、圧巻とでもいいましょうか、非常によくできていると思います。

ただ、ある程度は仕方のないことだが、やはり得意な分野とそうでない分野もあるようで、著者の場合、あまり極東アジアには明るくないような印象を受けます。中国が早くから高い文明を築きながら勢力を拡大しなかった、もしくはできなかった理由はあまりうまく説明できていないように見えるし、あまり深く考察されていない。また、言語学については専門ではないのならあまり言及するべきところではなかったと思う。漢字は非合理的なものを文化的束縛が原因で用いられているという風に著者は考えているようだが、中国語や日本語を記述するときにピンインやひらがなだけではわけがわかなくなるのは、我々には直感的に理解できると思う。詳しくは書かないが、鈴木孝夫のいうところのラジオ型言語とテレビ型言語の違いである。我々は文章を読む際、漢字をいちいち”発音”していない。

文章としては全体を通して繰り返しが多く冗長であり、もう少しコンパクトにならんのかと言いたくなりますが、どうやらそれは意図的なものであるようです。洋書は全般的にそういう傾向があるのが好きになれないというか、やはり日本人は日本人が書いた文章が読みやすいんだなと思います。



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