いろんなことが嫌になる日々

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zoom RSS 吉田調書を読んでいます

<<   作成日時 : 2014/10/06 04:15   >>

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すっかり書くのをサボっていた。最近は文章を書こうという欲が少し減っている気がする。

最近公開された吉田調書を読んでいて、とりあえず吉田元所長と菅元首相の分が終わりました。吉田元所長の調書がメインではありますが、ここで書くのは菅元首相のインタビューの話。

私はこの人を好きにはなれないし、事故当時はむしろ足を引っ張る要因の一つだったと思うのであまり持ち上げるつもりはないけれども、調書を見ると割とまともんことを考えていたんだなとは思いました。特に最後のコメントにおいて脱原発の話をしていて、日本という社会が原子力の危機管理をやっていけるのかということを問題にしているのですが、これは的確な意見だという気がしています。

最近思うのは、危機管理という点においては、原子力をもつということと軍隊をもつということはかなり似ているのではないか、ということです。これは核燃料物質の保有が潜在的核兵器保有になるとかそういう話ではなく、危機的状況が発生したときに、それを収束させるための対応の仕方が似ている、という意味です。仮に他国から攻めてこられれば、自衛隊は命をかけて国民を守らないといけないわけですが、原子力災害が発生したとき、原子力の危機対応チームは、それと同じくらいの覚悟で臨まなければならないはずなのです。吉田所長は当時、人員が足りない、従業員にこれ以上被ばくさせれない、ということを必死に訴えていて、なんとかそれでもプラントのコントロールと従業員の安全を確保しようとやり通したのですが、それがプラントのリーダーとしては正しくても、原子力災害の危機対応としてはベストではなかったようにも思えます。

今回はまだ水際で最悪のシナリオは避けられたけれども、これがどうにも避けられそうになく、対応メンバーの被ばく云々を考慮していられなくなった場合はどうするのかということを考えなければならないわけです。アメリカなら軍隊が命を懸けることになるのかもしれないが、日本の場合は自衛隊がそれをやることになるのか。あるいは原子力災害スペシャリストを養成しておいて、そういう人間にやらせるのか。いずれにせよそういう部分の法整備は不可欠になると思うのだけれども、その辺はどうなっているのかは私も勉強していないのでわからない。(原子力機構とか職員4000人くらいいるんだから、普段は研究開発だけでなくそういうスペシャリスト養成にもあたっておけばいいと思うんですがね。今回の事故においても多数駆り出されたわけで、単なる研究開発法人としておくのはむしろもったいないと思う。)

以前、護憲派と反原発派がだぶって見えるといったようなことを考えていたのだけれども、その理由が少しわかったような気がしています。それはおそらく、核兵器の問題に限らず、原子力推進と軍隊保有の類似性に起因しているのではなかろうか。

しかし、軍隊というのはいわば代替のきかないものであるのに対し、原子力発電というのは代替手段がたくさんあるわけで、当座であれば火力発電をばりばりやって、残り少ないと思われる化石資源を消費し二酸化炭素をいっぱい出して貿易赤字を拡大させればいいわけだけれども、そういったことを考えるとやっぱり日本では原子力をやっていられないんじゃないかなとも思えてくる。

難しい問題です。

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